あいさつ

愛知県立大学全学同窓会会長 山下達治
(文学部国文学科1973年卒業)

ひとは遠くからやってくる

わたしたちのはたちだった頃 わたしの大きな仕事は
勉強ではなくて 習ったことを忘れることだった
わたしには こころや精神で
ちょっとこばみさえすれば   
たちまち地獄のとびらがひらくように思われた

その怒りを 石膏の神々と銅像の影にたちむかって
投げ付けていた新しいドン・キホーテたち   
わたしたちは 奇怪な美徳を罵倒するために   
あの時代が呼び集め よせ集めた一群だった

ルイ・アラゴン『眼と記憶』(大島博光 訳より)

 

 当日は県大祭の開催日(最終日)でもあり、大学祭には学生、一般の方たちが多く参加され、同窓会の再建のために集まった私たちが、あの古くて狭い高田町のキャンパスで辛うじて、二十歳の頃の面影を記憶の底に探り合ってから、また二十年が経ちました。おそらく今だったら、互いを識別するための困難は遥かに大きかったでしょう。振り返ってみると、旧和風会(女子大以前からの同窓会)の方々との共同作業としての全学同窓会の立ち上げは、「あのとき」をおいてはなかったのだと、改めて思い至ります。
 以来、多くの方の、ボランティア精神といささかの母校愛、そして何よりも集まることの喜びによって、維持、発展して来ました。今後は、いかに世代交代を滞りなく進めていくかが重要な課題となります。若い同窓生の参加を熱望するゆえんです。
 私たちが、常に若さを保つために、そして愛する大学と後輩たちのために、全学同窓会というオーケストラに参加して、ともに人生の第三楽章、第四楽章を楽しく奏でようではありませんか。
 2016年は、大学が誕生して70年のおめでたい年となります。全学同窓会の役員一同も大学の先生方や事務当局の方々と心と力を合わせて記念事業を成功させたいと考えています。多くの皆さんが、ともに喜びを分かち合ってくださることを強く願うものです。
 最後になりますが、六年間に亙ってこの会を力強く牽引していただきました小林宗治氏のご勇退のあとを受けて、第20回総会で会長を仰せつかることになりました。もとより力不足と自認してはおりますが、いくぶんなりとも会のお役に立ちたいとは存じております。なにとぞ皆様のご指導、ご協力をお願い申し上げます。

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